織田信長も嗅いだ香り
上野の森美術館の正倉院 THE SHOWに行きました。
この展示会には、正倉院の宝物は一つも展示されていません。何があるかというと、宝物のデジタル化された映像や写真、再現模造、楽器の音、それに再現された匂いです。
なんといっても、ハイライトは、化学分析された「蘭奢待」の香りの再現を嗅ぐことができることではないでしょうか?あの織田信長が、切り取らせたという蘭奢待の香りが一体どんなものか、どうしても嗅いでみたくて行ってきました。それがどんなものだったかというと、香りを言葉で表現するのは難しいのですが、もし、何も知らずに目をつぶってこのにおいを嗅いでこれ何?と聞かれれば、お香のようなもの、という答えになると思います。興味のある方は、今のうちに是非。
それ以外にも、天武天皇や光明皇后の筆跡、再現された琵琶とその音など、見どころがいっぱいです。再現されたものだからこそ、こんなに近づいて見られるというところもあります。デジタル技術の進化の恩恵で、この時代まで生きててよかった、とさえ思いました。
https://shosoin-the-show.jp/tokyo/gallery/
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