プリアンプPTT制御製作=>同軸損傷(続く)

さて、WSJT-xでのPTTは、これまで、CATで制御していましたが、今回は、DTRで取り出して、その先にリレーを付けてRIGとプリアンプの電源を制御しようという計画です。

秋月電子でFT232RL USB-シリアル変換モジュールとドライバー内蔵リレーモジュール基板を購入しました。リレーモジュール付属のリレーが1回路のものなので、手持ちだった2回路のリレーに交換して、RIGとプリアンプの二つのPTT出力を作ります。

FT232RL USB-シリアル変換モジュール


FT232RLのDTR出力をリレーモジュールのINPUTに繋げるだけなので、簡単です。プレッドボードで仮組して、WSJT-XのPTTをDTRと設定して、PTTテストすると、DTRは通常ON、PTTでOFFと出力のリバース設定が必要でした。FTDIが用意しているMprogというプログラムで、DTRをInvert DTRとリバースの設定をしてROM書き換え。今度は、うまく動作しました。

2回路のリレーから、1回路をRIGのPTT IN(NO接点)に、もう一つの回路をプリアンプの電源線の途中でのON/OFF(NC接点)として、配線しました。これで、WSJT-xで送信時に、プリアンプの電源が切れてアンプがスルーされます。

やれやれ、それではいつタワーに登ろうか、と思いながら、改めて6mを聞いてみると、何かおかしいです。(この時、プリアンプはシャック内でリグ近くに接続していました)5W以下で送信してみると、SWRが無限大。えー、まさか。

しかし、プリアンプの動作は正常で、受信時にNOISEが変化するので、動作してます。ANTアナライザーを繋ぐと、SWR無限大。今度は、ANTがおかしいようです。やむなく、ANTアナライザーを持ってタワーに登り、スタックの分配器の出口でSWRを測ると問題なし。ということは、ケーブル?

ケーブルを辿っていくと、見つけました。エレベーターで昇降させるのに、タワーと固定している位置で、8DFB ケーブルが折れています。この部分は、ANTが上にあるときは、上から来たケーブルが風で揺れた時の基点になり、下げた時には、この部分から下にケーブルがぶら下がって力がかかるところです。たぶん、風で既に弱くなっていた上に、何度か昇降したことで、今回折れた、ということのようです。今度は、ケーブルの交換が必要になりました。(続く)


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ミシガン州に仕事で単身赴任で3年暮らすことになった時に、無線と野鳥-Great Lakes State-と題してこのHPとブログを始めましたが、2020年1月末に帰国になり、改めて、この題名で再開しました。このページのBlogの他、上部のMENUのリンクにアメリカの時の情報も残しています。< de JA1AGG, also WJ6J >

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