森永卓郎氏の著書

がんで闘病中の森永氏が書かれた、「書いてはいけない　日本経済墜落の真相」を読みました。ジャニーズ問題、JAL123便墜落、そして、日本経済についての内容です。どれも、メディアが口を閉ざしているタブーを書いたということです。興味深く読みました。

JAL123便については、以前、私も別の著作で同じ内容を読んでいたので、やはりこういうこと、と思ったわけですが、このようにAMAZONで1位になる本で出ても、世の中では何も反応は起きないし、新聞や他のメディアもまったく取り上げないのだな、ということが、改めて確認されたと思いました。今の自衛隊の国民に対する活動は、災害救助も平和維持も頭が下がる思いですが、一方で、過去にこのような事件があったことについては、その責任をうやむやにすることは出来ないと思います。民間機が自衛隊によって撃墜されたこと、その証拠が隠滅されたこと、は、日本の最高裁では、明らかになるのでしょうか？

日本経済について、特に財務省のところは、これをきっかけに別の著書の「ザイム真理教」も購入して読みました。経済理論として、これが絶対に正しいというものはないのでしょうが、一つの考え方、アベノミクスで起きたことの理解の仕方としては、一応興味深く理解しました。が、今の国債のレベル・日本の財務状況は国際的なレベルで大きな問題ではなく、むしろ減税すべき、という主張の真偽は、私にはとても判らないので、この先の人生の中で、それを見るしかないですね。