DB18Eのコントロールケーブルのコモンモード
STEPPiRのDB18Eというアンテナを使っています。
QRZ.comの私のページに写真がありますが、クランクアップタワーに載せていて、この他に、7-8m離れたところに別のタワーで6mのビームアンテナがあります。
この構成で、リグから建物を出るところまでは、同軸ケーブル、DB18Eのコントロールケーブル、二つのタワーのローテーター、クランクアップタワーの電源とUP/DOWN信号線などが束になっています。このほとんどのケーブルにはコモンモードフィルターを入れていますが、DB18Eのコントロールケーブルのみ、入れていませんでした。
特に問題は起きていないと思っていたのですが、ある時、DB18Eで14MHz運用後に、6mで暫くFT8を100Wで運用し、その後、14MHzに戻るとSWRが悪くなっていました。あれ、と思いながら、キャリブレーションを掛ければ正常に戻りますが、どういうことかと、再現をしたところ、50MHz送信中にDB18Eのコントローラー(SDA100)の液晶表示が点滅します。50MhzがSDA100コントローラーに回り込んでいることが分かりました。考えられるのは、同軸系、電源系、信号線系です。DB18Eの同軸をRIGから外しても現象が出ます。また、DB18E,6m両方とも、同軸には市販のコモンモードフィルターを入れています。電源も、SDA100の電源ケーブルは24Vのアダプターでキャンセル巻きしたDC電源用フィルターを作り入れてあります。
残るは、DB18Eの信号線ということですが、この線は16芯+シールドで結構太くて、このままW1JR巻きをするのは、FT240サイズでもちょっと厳しい感じです。DB18Eの16芯は、A)ラジエターの伸縮 B)ディレクターの伸縮 C)リフレクターの伸縮 D)同軸リレー それぞれが4本づつになっているので、秋葉原で4芯+シールドのケーブルを買ってきて、16芯を4つに分けてそれぞれでFT240のコアにW1JR巻きしました。
かなり重くて嵩張りますが、50MHzの送信を試したところ、200WでもSDA100には影響なしでした。これで安心して、50MHzのDXを楽しめます。(今年は、大きなDXのオープンは少ないようですが)
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