東京駅 信任状捧呈式の馬車列
たまたま東京駅で信任状捧呈式の馬車列に遭遇しました。
馬車列が皇居の方からやってきて、乗っていた方が降りて、馬車が戻って行く、という流れでした。
写真は降りてからなので、馬車には人は乗っていません。降りた新任大使の方は、その後やって来た車に乗って帰っていきました。直接、車で皇居に行かないで、この東京駅ー皇居の間の短い距離を馬車で移動ということですが、それについて、宮内庁のHPに下のような説明が出ていました。
外国からの特命全権大使が新任に当たって、天皇陛下に信任状を捧呈する儀式(信任状捧呈式)の際、大使の送迎に使用しています。
新任大使の送迎に馬車を使用している国は、世界的に見ても英国やスペインなど数か国ですが、我が国の場合、自動車より馬車を希望する大使が多く、国際親善の実を挙げています。
現在使用している儀装馬車4号の概要
大正2年、国内において製造。
船底型割幌(ふなぞこがたわりほろ)、漆塗で車体の胴は海老茶色、重量1,098kg、全長4.51m、幅1.90m、高さ2.24m、2頭曳の座馭式(ざぎょしき)、4人乗りの馬車です。
車体の胴両側に金高蒔絵の御紋章があります。
昭和60年の文仁親王成年式などの儀式にも使用されました。
約1tなので、小型の乗用車並みの重さですが、それを2馬力(!)で動かしている優雅な馬車列でした。たくさんの外国人を含めた人たちがこの光景を見ていました。
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