DB18Eで1200局の印象
昨年8月にDB18Eを使い始めてから6か月で約1200局強QSOしました。9割はDXですが、月平均200局ペースで、開局以来、こんなにたくさんのQSOをコンスタントにしたことはありませんでした。FT8モードでいつでもDXが聞こえるというのも大きいですが、DB18Eで40-10mまで運用できる(6mも使えますが、別の6エレ八木を使っています)ので、時間があるときにどの時間帯でも運用できるメリットも大きいように思います。
それで、ここまでの、あくまで私のロケーション・高さ等での印象として、まずは良い点。
①40m,30mの耳・飛びともにとても良い。これらのバンドでのビームで3エレ以上の局はそれほどは多くはないのでは?と思いますが、同じバンドで聞こえている他局の多くが2エレだとしたら、DB18Eはかなり良い方だと思います。FT8で他の局が呼んでいる局は概ね見えますし、SNRの数字も大体同等以上です。200Wでもかなり応答が得られるので、これがDB18Eにして一番良いと感じているところです。
②20m,17mは、それなり、です。以前に20mはモノバンド4エレ、17mは12mとデュアルの5エレを使っていた時には、パイルでも勝てそうな感じがしていたのに比べると、ややパンチに欠けるかな、という印象はありますが、それでも他の方の送るレポートと大きな差はない程度には聞こえているような感じです。一番のメリットは、とにかくどのバンドにも出られることであることは間違いなく、且つ各バンドフルサイズ3エレ単独設置相当とすると、性能に納得感はあります。バンド間の行き来もハイバンドならほんの数秒なので、まったく気になりません。特に20/15/10mのようにバンド幅が広くてもSWRを全く気にせず、気持ち良く運用できるのが良いです。
③もう一つの良いところは、SP/LPの瞬時の切り替えで、正直なところ、LPがこんなに頻繁に開けているのは知りませんでした。EUの深いところ(EA/CT/G)~EA8辺りは、半分以上LPの方が良く聞こえます。この半年の印象では30mが一番顕著で、30mだけで6か月間でEA8と7QSOしましたが、ほとんどLPです。朝の30mで北米東海岸やカリブの入感もありました。アンテナを180度回して、LPを確認するのは大変なので、メリット大です。3エレなので、フロント方向もバック方向もあまりゲインも変わらないので、本当に気軽に使っています。
ここまで、良いことを書きましたが、デメリット・問題は
①SWRは6か月前に調整した時から少し変化したので、再調整しました。当初SWR1.1以下が、1.3ぐらいになっているバンドがあります。初期のみなのか、今後も半年ごとに変化するのかは、確認していきます。
②強風でずれがすでに3回。ローテーターはエモトの1200FXですが、15m以上ぐらいの強風でローテーターのマストクランプでずれました。これはDB18Eのせいではないですが、受風面積がカタログ上それほど大きくない(1.12m2)割には、ずれが起きやすい印象で重量のせいでしょうか?
まとめとして、ここまでの結論は、非常に高価な買い物でしたが、HFでマルチバンドを制約の中でカバーしたいと考えた時には、ベストの選択だったかな?ということで、「満足」です。これからコンデションが上がると、ハイバンドのモノバンド多エレとの競争は厳しいかもしれませんが、競争でなくてQSOをたくさん楽しみたい、ということなら、コンデションが上がることへ不安よりも期待大、です。
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